4月16日(日)ベンチャースカウト4名は団本部の海上山 妙福寺において、「朝のお勤め」の体験をしました。
早朝6時からの体験でしたが、みんな早起きして参加しました。
海上山 妙福寺は日蓮宗の寺院です。毎朝「朝のお勤め」で読経を行います。
妙福寺本堂前にて
お経「妙法蓮華経」をお坊さんの声に合わせて唱えました。ゆっくり読んでいただきましたが、お坊さんについていくのは大変でした。
お坊さんより、ありがたいお話をいただきました。
『無財の七施』~誰でもできる仏道修行七つの施し~
「施」とは、布施(ふせ)のこと、施しをすることです。
仏教では布施を施すことを最も大切な仏道修行としています。
施しとは、物でもお金でも、今それを必要とする人々のために心をこめて捧げることです。
しかし、どんなに尊い仏道修行でも、無いものは捧げることはできません。
ここに財が無くてもできる施しがあります。
これを『無財の七施』といいます。
一、眼施(慈眼施)
慈しみの眼(まなこ)、優しい目つきですべてに接することである。
二、和顔施(和顔悦色施)(わがんえつしきせ)
いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対することである。
三、愛語施(言辞施)
ものやさしい言葉を使うことである。しかし、叱るときは厳しく、愛情こもった厳しさが必要である。
思いやりのこもった態度と言葉を使うことを言うのである。
四、身施(捨身施)
自分の体で奉仕すること。模範的な行動を、身をもって実践することである。人の嫌がる仕事でも喜んで、気持ちよく実行することである。
五、心施(心慮施)(しんりょせ)
自分以外の者の為に心を配り、心底から、共に喜んであげられる、ともに悲しむことができる、他人が受けた心のキズを、自分のキズの痛みとして感じとれるようになることです。
六、壮座施(そうざせ)
座席を譲ることである。疲れていても、電車の中では喜んで席を譲ってあげることを言う。さらには、自分のライバルの為にさえも、自分の地位をゆずっても悔いないでいられること等。
七、房舎施(ぼうしゃせ)
雨や風をしのぐ所を与えること。たとえば、突然の雨にあった時、自分がズブ濡れになりながらも、相手に雨のかからないようにしてやること、思いやりの心を持ってすべての行動をすることである。
以上、すべて仏の立場に立っての慈悲の実践なのです。
今日は、仏教初歩について教えを受け、良い体験となりました。
『無財の七施』を少しでも実践できるようにしたいと思います。
体験を終わって、
妙福寺は藤の名所です。『臥竜の藤』の前にて記念撮影しました。