団委員長ご挨拶

いつの時代も、世界中で、誰もが、将来を担う子どもたちには、健全にすくすくと健康に育ってほしいと願っています。ところが、今、社会環境は整っているように見えるものの、感染症であったり、戦争であったりと、子どもの成長を阻むいくつもの出来事があり、心配の種は尽きません。

ボーイスカウトでは、年代別それぞれに、野外のキャンプやハイキングといった自然体験活動を通じて、お互いに協力して力を合わせること、お互いを尊重して助け合うことを体験から学びます。

ボーイスカウトの子どもたちは、学校の勉強や部活動とは違った遊びの感覚や楽しくて興味深いといった感覚を持ちつつ、強い心、優しい心を併せて持つようになり、健康、安全を第一に行動するようになります。

1907年にイギリスではじまったこの青少年教育活動は、人種や宗教に関係なく世界中で172の国と地域、5,700万人以上、日本には団と言われる活動母体が約2,000あり、約9万人が活動しています。世界中のボーイスカウトと交流することにより、国際感覚を養い、世界の平和や地球環境にも真剣に取り組んでいます。

ボーイスカウトの指導者は、全員が研修を受けたボランティアです。サラリーマン、自営業、教員、研究者、お母さん、お父さん、お爺ちゃん、公務員、団のOB、医師、薬剤師、銚子生まれ育ちの人、市外県外から来て銚子に住んでいる人、アマチュア無線の好きな人、犬好きな人などなど、子ども達は、団内のいろいろな大人と接しながら、偏りなく社会性をもって成長していきます。

時代と共に、子育ても変化しています。時代と共に変えていかなければならないこと、大切にしていくことをボーイスカウトの活動を覗いて、体験することで学んでみてください。きっと、子育てが楽しく、そして社会や世界を見る目も広がると思います。

日本ボーイスカウト銚子第3団
団委員長 本谷 和弘