ボーイスカウト隊 夏期キャンプ2017

【ボーイスカウト隊】

今年のボーイスカウト隊の夏期キャンプは尾瀬国立公園で、8月5日(土)~7日(火)の日程(3泊4日)で行われました。

尾瀬の大自然を満喫し、非常に有意義な活動となりました。

<8月5日(土)>

朝、6:30の電車で銚子を出発し、千葉、東京、高崎で乗り換えて13時頃に沼田に到着しました(暑い!)。沼田からは路線バスにゆられて1時間20分、ようやく戸倉に到着です。尾瀬では環境保護のため、戸倉からの一般車両の入山を規制しており、乗合タクシーを利用して尾瀬の入り口、鳩待峠(標高1591 m)まで移動しました。本日の宿泊先である鳩待山荘に到着です。まだ15時だというのに「とても涼しい!」とスカウト達も大満足です。キャンプ一日目は公共の交通機関を利用しての長時間の移動のみで、少し疲れ気味でしたが、尾瀬のおいしい空気をすってリフレッシュ!一気にテンションが上がりました。

 

やっと尾瀬についた~

翌日の登山に備えて地図でルート確認

 

<8月6日(日)>

朝、5時に起床し至仏山山頂(標高2228 m)を目指して、いざ出発です。至仏山は高山植物の豊富な山で、登山中、美しい花や壮大な風景、珍しい生き物を写真撮影しながら登山を楽しみました。今回のキャンプでは期間中撮影した写真のフォトコンテストを行うということでスカウト達も気合十分です。鳩待峠から林を抜けてオヤマ沢田代まで来ると視界も開け、高山植物も沢山見られるようになります。森林限界を過ぎると小至仏山(標高 2162 m)に到着です(山頂までもうひと頑張り!)。このあたりまで登ると足場がわるく、滑りやすい蛇紋(じゃもん)岩に要注意です。登山中、山頂は雲に覆われていましたが、小至仏山を過ぎたころから雲が抜け、真っ青な空に山頂が見えてきました。疲れもいっきに吹き飛び、あっという間に山頂到着です。山頂からは尾瀬ヶ原が一望でき、とても美しい景色でした。

約6時間の行程で登山を終え鳩待峠に戻り、今日のキャンプ地である山の鼻まで約1時間のハイキングです。雲行きが怪しいな~と言いながら林に入った瞬間、ポツポツと雨が降り始めました。雨は次第に強くなり、雷も聞こえてきました(みんな無言でひたすら歩く…)。山の鼻に到着したときにはみんなズブぬれ状態で寒い。夕立ちが治まり、隊長の「テント張るぞぉー」の一言でみんなテンション下がり気味でした。その時、ゴゥオ~と先ほどより強い雨が降り出しキャンプ場は川のような状態に…(隊長も冷や汗)。スカウトにとっては恵みの雨?となりテント泊は中止、至仏山荘に宿泊となりました。雨も上がり野外で夕食作り(尾瀬の自然環境を守るためゴミはすべて持ち帰りです!)。ようやく長い一日が終わりました。

早朝の至仏山

 

さぁ これから登山!

とりあえず、小至仏山まできたぞ

向こうに見えるのが小至仏山

蛇紋岩の顔岩(山の守り神?)

いつの間にか青空が・・・

至仏山山頂が見えてきた!

山頂到着

明日ハイキングする尾瀬ヶ原がよく見える!

 

昼食はクラッカーとラーメン

なんとなく雲行きが怪しいなぁ

・・・

雨が上がったので夕食の夏野菜カレー

 

<8月7日(月)>

朝は4時半起床、乾燥させた荷物の整理から三日目が始まりました。軽く朝食をとったあと、尾瀬ヶ原ハイキングのスタートです。天気もよく線路のようにつながる木道を歩きながら、昨日登った至仏山や尾瀬特有の植物、燧岳(ひうちがたけ)など美しい景色を満喫しました。花の蜜を求めて沢山の蜂や蝶蝶が、珍しいトンボが、そして川にはイワナの姿などどこを見ても飽きません。ハイキングコースは山の鼻→牛首分岐→ヨッピ吊橋→東電小屋→見晴→龍宮小屋→山の鼻で約7時間のハイキングとなりました。この日は天気もよくテント泊をするつもりでしたが…、至仏山荘の方から「台風5号が接近しており、今夜から明日にかけて大雨だよ」の一言で急きょ予定を変更。今日のうちに鳩待山荘まで移動することになりました。長時間のハイキングの後、重い荷物を背負って約1時間の移動(しかも上り坂)は、今回のキャンプで一番つらい経験だったようですが、さすがに台風を回避するためならみんな必死です。16時に鳩待山荘に到着し、三日目も山小屋泊となりました(結局、テント泊なしで残念)。夜には強い雨が降っていましたが、スカウト達はそんなことは気にせず、これまでとった写真を見ながら大盛り上がりでした。

 

さぁ 元気にハイキング!

至仏山をバックに

3人の行く先に光が・・・・

青空が見え始めたよ~♪

 

いい光景だぁ~

 

そびえ立つ燧岳

 

<8月8日(火)>

いよいよ最終日です。朝から雨が降り続け山小屋で待機状態です。これまでの3日間の活動を振り返り、報告書を作成しました。昼食を済ませて戸倉まで移動し、高速バス「尾瀬号」で一気に新宿まで移動です。先ほどまでの大自然の中から大都会に入り、少し戸惑いながら特急しおさい9号に乗り込んで、いざ銚子へ。電車の中でも楽しい会話が弾み、終始笑い声の絶えない四日間となりました。

色々なことがあった四日間で、体力的にも精神的にもヘトヘトになりましたが、スカウトから「まだ帰りたくないな~」の一言で元気回復です!とても充実した夏期キャンプとなりました。みなさんお疲れさまでした。

 

※追加写真は日を改めてアップします。