キャンプ3日目

環境省の施設「那須平成の森」です。普段は、カギをかけて管理している自然のままの森です。那須平成の森のある場所は、1926年(大正15年)に開かれた那須御用邸の敷地内であり、長い間皇室の保養地として使われ一般人は立ち入れない場所でした。森には、ブナの自然林といった豊かな自然と希少種をはじめとした動植物の生態系が残されていることが1997年(平成9年)度から2001年(平成13年)度まで行われた栃木県立博物館による調査によって確認されました。また、登山者以外が立ち入れない渓谷には駒止の滝という「幻の滝」もありました。これらの豊かな自然環境を保護しつつ、国民が自然に直接ふれあえる場として活用してはどうかという今上天皇の意向を受けて、在位20周年という節目の機会に、那須御用邸用地のおよそ半分にあたる約560ヘクタールが宮内庁から環境省へ移管され、一般開放に向けて自然環境のモニタリング調査や、フィールドセンター等の施設整備や遊歩道などの整備が進められ、2011年(平成23年)5月22日に開園しました。

出展ウィキペディア